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FUGADEN JOURNAL — No.01

文脈を、風景にする。

庭を考えるとき、私たちが最初に見るのは「もの」ではありません。植栽や石、門やウッドデッキを思い浮かべる前に、その土地にどんな時間が流れてきたのか、そこで暮らす人がどんな一日を過ごしているのかを見ます。

ある庭の話

「木漏れ日の庭」と呼んでいる庭があります。雑木の隙間からこぼれた光が、ウッドデッキと石畳に模様を描く庭です。完成した姿だけを見れば、木を植え、デッキを敷き、石を並べた庭に見えるかもしれません。

けれど、この庭で私たちが一番大切にしたのは、光そのものでした。雑木の枝がどこへ影を落とし、季節によって光の角度がどう変わるのか。デッキや石畳の位置は、その光の動きに合わせて決めていきました。室内から眺めるだけで、心が調う。この庭が施主の暮らしにもたらしたかったのは、その時間でした。

翻訳には、原文がある

土地や暮らしの中にある文脈を読み取り、それを空間として表現する。私たちは、この仕事を Landscape Translation と呼んでいます。翻訳には原文があります。庭の場合、原文はその土地と、そこで暮らす人です。

図面は、あくまで訳文です。原文を読み違えれば、どれほど美しい図面を描いても、その場所の風景にはなりません。だから私たちは、描く前に読みます。

派手でなくてもいい。時間が経つほどその場所になじみ、住む人の人生とともに深くなっていく。そんな風景を、私たちはつくりたいと思っています。文脈を、風景にする。

入口: Fu-Garden を見る ↗/風雅伝について

Landscape Translation|文脈を、風景にする。

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