FUGADEN JOURNAL — No.06
職人を「下請け」と呼ばない理由。
良い風景は、ひとりではつくれない。Fu-Garden が施主・設計者・職人を対等な三角形として考える「三者共創」と、職人という存在への敷意について。 庭は、図面の上では完成しません。石の面をどちらに向けるか。木をどの角度で植えるか。その最後の判断をするのは、現場に立つ職人の手と目です。

図面を、風景に変える人
石を据える場面を思い浮かべてください。図面で石の位置は決められても、どの面を見せ、どれだけ土に沈めるかまでは決めきれません。同じ石でも、向きを少し変えるだけで、昔からそこにあったように見えたり、ただ置かれただけに見えたりします。その違いを見分けるのが、職人の目です。
施主には、暮らしへの想いがあります。設計者には、その想いを形にする役割があります。そして職人には、図面を現実の風景へ変える技があります。三つのどれが欠けても、良い庭にはなりません。
三者共創という形
Fu-Garden では、その現場にふさわしい職人をその都度選び、工事は施主と職人が直接契約します。職人は誰かの下ではなく、施主と向き合う当事者です。Fu-Garden はその間に立ち、意匠を守る監理者として、そして同じ風景を目指す同志として関わります。
だから私たちは、職人を「下請け」と呼びません。共に風景をつくる、パートナーです。
Landscape Translation|文脈を、風景にする。