FUGADEN JOURNAL — No.03
庭は、家の外側にあるものではない。
庭は、家の外にある別の工事ではなく、暮らしの背景です。窓の内側から庭を考えるということについて、風景翻訳家が考えていること。 庭の工事は、「外構工事」と呼ばれることがあります。家の外側を整える工事、という意味です。間違いではありませんが、私はこの呼び方に、少しだけ違和感があります。

窓の内側から見る
庭の打ち合わせは、図面を上から見下ろして進むことがほとんどです。けれど暮らしの中で庭を見るのは、リビングのソファや食卓の椅子に座った、低い目線からです。その高さに立ってみると、図面では主役だったものが窓枠の外に外れ、脇役だと思っていた一本の木が、いちばん長く目に入る景色になっていることがあります。
庭を一番長く眺めるのは、通りを歩く人ではなく、その家で暮らす人です。そしてその人は、多くの時間を室内から、窓を通して庭を見ています。
庭は、暮らしの背景になる
朝、窓を開けたときに目に入る緑。夕方、食卓から見える影の伸び方。そうした毎日の繰り返しの中にこそ、庭の本当の仕事があると私は思っています。
だから私が描きたいのは、庭の図面だけではありません。その庭を背にして過ごす、あなたの人生の「背景」です。
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Landscape Translation|文脈を、風景にする。