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FUGADEN JOURNAL — No.10

風景翻訳家という仕事。

風景翻訳家は、決められた職業名ではありません。庭も、文化も、食も。異なる仕事の底にある、ただ一つの職能について。 「風景翻訳家」と名乗ると、「それは何をする人ですか」と聞かれます。決まった資格も、業界の分類もありません。この回は、その問いに答えてみます。

この名前に込めたこと

デザイナーでも、造園家でもなく、翻訳家。この名前を選んだのは、自分の仕事の中心が「つくること」より「読むこと」にあると感じたからです。翻訳家は、自分の言葉を書く前に、原文を誰よりも深く読みます。そして、原文にないものは足さず、原文にあるものはできるかぎり損なわずに、別の言葉へ移します。

読むことと、訳すこと

私がしていることは、どの仕事でも二つだけです。一つは、読むこと。土地を、人の想いを、文化を、技術を読み、その間にある文脈を見つけます。もう一つは、訳すこと。見つけた文脈を、庭や体験や仕組みという、目に見える形に移し替えます。

第1号で、翻訳には原文があると書きました。庭の原文が土地と人であるように、文化にも、食にも、会社にも、それぞれの原文があります。私の仕事は、その原文をだれより丁寧に読むことから始まります。

Landscape Translation。文脈を、風景にする。

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Landscape Translation|文脈を、風景にする。

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