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FUGADEN JOURNAL — No.12

頼まれて、登山届をつくった理由。

知人のひとことから生まれた、登山届のアプリ。山名と登山口と下山予定を、家族に届く一枚にする。頼まれごとを仕組みにする、企画設計の実例です。

登山届のアプリは、いくつもあります。けれど知人にとっては、機能が多く、何をどうすればよいのか分かりませんでした。スマホの操作にも、慣れていません。

それなら、と頼まれたのが始まりです。

下山予定を過ぎても、連絡がつかないとき。家族がまず必要になるのは、山名でも装備でもなく、「どこに、いつまで、誰と入っていたか」という一枚の記録です。

仕組みにしたこと

山名、登山口、下山予定を入れると、登山届のPDFができます。そのまま家族に送れます。下山したら、ひと押しで「無事下山しました」と伝えられます。

氏名や緊急連絡先は、最初の一回だけ入れれば済みます。

残さなかったもの

会員登録も、広告も、サーバーもありません。入力した情報は端末の中にだけ残り、外には送られません。

できないことも、書いておきます。下山予定を過ぎたときの知らせは、アプリを開いたときに出るものです。家族へ自動で届くわけではありません。警察や自治体への正式な登山届の代わりにもなりません。

頼まれごとを、仕組みにする

できあがったものを使ってもらうと、「非常に使いやすかった」と言ってもらえました。難しい操作を、ほとんどなくしたからだと思います。

必要だったのは、機能を足すことではなく、減らすことでした。

課題と可能性という文脈を、「仕組み」という風景にする。私の企画設計は、こういう頼まれごとから始まることもあります。

登山届アプリは、登録なしでそのまま使えます。

Landscape Translation|文脈を、風景にする。

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